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スマートアグリコンソーシアム設立の目的

【 趣 旨 】

 世界的な人口増加による食糧問題や地球温暖化による環境の問題、消費者の食の安心・安全のニーズへ対応する手段として“ICTを駆使した農業技術”に期待が高まっており、新しい農業モデルの実現が求められています。
 施設園芸では、作物の生育環境に係る要因をセンシングで数値化し、必要に応じて環境を制御する栽培方法が急速に普及しているが、その背景は、施設内は比較的容易に環境を制御できること、この制御技術により栽培期間の短縮、収穫量の増加、品質の向上が図れることにあります。
 現状では、海外製システムが大型施設を中心に導入されているケースが多いが、集中管理型である為、可用性、拡張性や価格面での課題も多い状況です。
 施設園芸分野において、UECS(Ubiquitous Environment Control System)をベースとした、ICTを活用し、「生産技術の向上」「農家の収入増」「海外への展開」などを実現する日本発の先進モデル構築を目指します。
 ICTの活用により、生産性の高い新たなシステムとしての「日本型施設園芸」の実現のためには、これまでのような施設園芸関係者個別での取組みではなく、先端異業種も含む産・学・官が目標を共有し、幅広く強い連携の下での厳しい競争を行うというこれまでにない新しい取組みが不可欠と考えます。
 そこで、わが国の施設園芸の飛躍的発展を目指すオールジャパンの取組みとして、「スマートアグリコンソーシアム」の設立を提案します。

【 スマートアグリコンソーシアムの目指す目標 】

◎日本発施設園芸先進モデルの確立
◎グローバル市場への挑戦

【 作業部会の設置 】

 コンソーシアム内に特定のテーマ・目的毎に活動する、作業部会を設置できるものとする。